光種の湯治時間③《塗師に教わる金継ぎWS》

6/23(木)~26(日)に予定している【光種の湯治時間】と銘打つ、WSだけの4日間。各プログラムをご紹介します。

この4日間はカフェの営業はお休み。

「近頃、ココロからリラックスしてますか?」をテーマに、鳴子の季節と旬に囲まれて、色々な体験WSで思いっきりほどけていただこうという試みです!

 

【光種の湯治時間・Day③】

《塗師に教わる金継ぎWS》 

~初めての方でも大丈夫!入門編~ 

 

日本の伝統工芸である『漆器』、その歴史は古く、縄文時代から使われており、出土品からも数多く見つかっています。

山々に囲まれる鳴子では、江戸時代頃から漆の木から樹液である漆を削りだす「漆掻き(かき)」職人が移り住み、漆器作りが始まった、と言われています。

 

漆は、一度固まると再び溶けだすことがなく、年月が経つほど 光沢が出る特徴のため、器にはピッタリ。

また雑菌などが付着しても死滅させてしまう、強い抗菌作用があるのです!これ、意外に知られてないですよね。 

 

また、粘着力が強い漆は、壊れた器を継いで直すということも、古来から行われていたようです。

漆で継いだ部分を金粉で蒔いた「金継ぎ」という方法は、室町時代あたりから?と伝わっていますが、地方の郷土資料館にも漆で直された器が展示されているくらいで、昔は「継いで直す」ことはメジャーな習慣だったのではないでしょうか。 

 

ぐるーっと時代が回って、今、また再び「大切な器は直して使いたい」とおっしゃられる方が増えてきました。

壊れたら捨てる、のではなく、直して使っていく。

充分に乾燥させるなど、金継ぎ作業は、完成まで時間がかかりますが、今回は光種でも使用中の漆器でおなじみ、「うるしものヤマミチ舎」サトウショウタさんに、入門編として作業工程の最初と仕上げ作業である「蒔絵(まきえ・金粉を施す)」を教えていただきます。

 

また、お手持ちの欠け、ヒビが入った器をご持参ください!

どんな風に直していったらよいか、のレクチャーも同時にしていただきますよ!もちろんそれぞれの器に応じた個別相談。

 

どなたでもご参加OK!「直す」作業でリラックス。

ぜひぜひご参加お待ちしております! 

 

◎日時:2022年6月25日(土)10:00~15:00頃 

 

◎ナビゲーター:

塗師(ぬし)・サトウショウタさん

      (うるしものヤマミチ舎)

 

◎参加費:¥5500

 (昼食付、材料費含。仕上がった器はお持帰り)

 

◎お問合せ、お申込み:お問合せメールフォーム、InstagramかFacebookよりDM

 

Instagram| https://www.instagram.com/satonowarishunaruko

 

Facebook| https://www.facebook.com/naruko.satonowa 

 

 

【スケジュール・内容】 

10:00 光種集合 

    ご挨拶ののちWSスタート 

 WS① 「キズ、欠けの補修作業」 

 壊れた器のキズや欠けを埋める作業を体験

 

12:00 昼食 

 ~漆器作りのあれこれのお話も伺います~ 

 

13:00~13:15頃 

 WS②「金蒔き作業体験」 

 金継ぎの仕上げ作業を体験していただきます。

 

14:30頃 まとめ。お茶とおやつの提供。 

15:00~15:30 解散 

 

 

【ナビゲータープロフィール】 

サトウショウタ|うるしものヤマミチ舎 

1982年 宮城生まれ。 

大学院卒業後、東京での会社勤務を経て2016年来鳴子、塗師・佐藤建夫氏に師事、修業ののち2019年春独立、研鑽を積む日々。

各地へ出店の他、鳴子の工房で漆塗り体験WSや金継ぎWSなど随時開催中。 

大好物はスパイスカレー、趣味はスーパーマーケット巡りという料理男子。